乾燥空気供給システムの例

通信ケーブル保守システム概要

固定電話などに使われる通信ケーブルは、電話局から地中に敷設され、途中から地上に張り出され、電柱の架空ケーブルを経て、内部の通信線が各加入者の固定電話に接続されます。この地中に敷設される通信ケーブルは、雨水や地中の水分にさらされることになります。

乾燥空気供給装置は、上記の水分や湿気からこの通信ケーブルを保護するために、通信ケーブル内に乾燥した空気を一定の圧力で供給しケーブル内の圧力を大気圧よりも高く保ちます。

マイクロ波レーダー保守システム概要

マイクロ波通信やレーダなどに使われる電波は、アンテナと通信機器に接続された導波管を通して入出力されます。
アンテナや導波管は、屋外に設置され、雨水や空気中の水分にさらされることになります。
この水分が導波管の中に入ると、導波管内を伝搬する電波を吸収し減衰させたり、導波管の内部を腐食させたりすることになります。このような障害を防止する為、デハイドレータにより、乾燥した空気を導波管に一定圧力で圧入します。