用語集

用 語 内 容
心線 光ファイバ素線は石英ガラスでできていて125μmと極めて細いため周囲に保護被覆を被せてある。この被覆を被せた状態を心線と呼び大きく0.25心線mm、0.9心線mm、テープ心線の3種類に分類されます。
スプリッタ 光アクセスで使われるPON(PassiveOptical Network)システムにおいて、1台の局側装置を複数ユーザで共用するために光信号を等分配するための光部品です。
接続損失 光ファイバどうしを接続したとき、一方の光ファイバから他方の光ファイバに光が入るときに生じる光損失である。この値が大きいほど光パワーの減少が大きくなるため伝送距離が短くなります。
反射減衰量 光コネクタへの入射光パワーと接続面で反射される光のパワーとの比をデシベル表示で表した値である。この値が大きいほど反射される光パワーが小さくなるため、ノイズ小さくなります。
光カプラ 複数の光導波路を結合または近傍に配置することにより1つの光導波路を伝搬している光エネルギーをほかの光導波路へ分岐する部品です。
メカニカルスプライス 光ファイバ同士を突き当て、押さえ部材によって光ファイバを固定する接続方式である。電源を必要とせず、融着接続よりも短時間に接続することが可能です。
モードフィールド径(MFD) シングルモード光ファイバに適用されるパラメータ。伝搬モードの電界分布の広がり(光の通り道)の直径を表す。接続するファイバどうしのMFDの差が大きいほど、接続損失が大きくなります。
融着接続 光ファイバを加熱溶融して接続する方法。光ファイバの接続方法は融着接続とメカニカルスプライス接続、コネクタ接続があり、融着接続は低損失で接続部の信頼性が高いという特徴があります。
CTF 市内中継系光ファイバケーブルを成端する架です。
Dモジュール 波長依存性のないカプラを用いた分岐モジュールです。
FTM 加入者系および市内中継系SM型光ファイバケーブルを成端する架です。
FTTH 光ファイバケーブルを各家庭まで直接引き込み、画像等の大容量情報の通信サービスを受けられるようにしようという全光化通信システムをいう。加入者網の伝送媒体がすべて光ファイバに置き換えられ、全加入者宅まで光ファイバとなることを指している。電話以外の高度サービスの拡大や既設メタリックケーブルの更改に合わせて光化を進めます。
FDF 光ケーブル配分架。光局内ケーブルの足出しを行なうもの。必要な時にその足だし間を光ファイバにて接続して必要な装置間の接続を行ないます。
Fモジュール 波長依存性のあるカプラを用いた分岐モジュールです。
IDM 加入者系光ファイバケーブルを高密度に成端し、OLTとの接続および分配を行う架です。
MDF ビル全体の加入者線を収容する主配線パネル。外部ケーブルの引き込み、各フロアおよびPBX等への回線を分岐します。
OLT 光加入者線終端装置。映像、電話、LAN等のノード側電気信号と光信号との間のセンタ設置型変換装置。お客さま側に設置されるONUからの光信号を終端し、各種サービスノードに信号を転送するために局側に置かれています。
OTDR ファイバの片端から光パルスを入射し、光ファイバ長手方向の各点で反射されて入射端に戻ってくる光パワーの距離分布を解析することによって、光ファイバの損失、接続点までの距離と接続損失および接続点で生じた反射量、ファイバが破断した場合の破断点までの距離を測定する測定器。光線路の建設、保守用測定器として広く使われています。
ONU 光回線終端装置。光通信ネットワークの終端に設置され、センタ(NTTビル)からの光信号を電気信号に変換するとともに、端末機器からの電気信号を光信号に逆変換する機能をもっています。
OTM 光心線に対して様々な試験を行う光試験モジュールのことです。